「発見から治療まで」乳がん診断キット(「DxMe® BC」)で海外進出が本格化!

最近になってがんに関する各種研究成果が発表され、治療方法も大きく改善されてがんによる死亡率も低くなっています。

しかし、がんによる死亡率がまだ著しく低くなったわけではなく、今後がん治療手術がさらに発展しても、完治率を高めて死亡率を減少させる最も確実で良い方法は、やはり、がん細胞が広がる前に早期発見することです。

特に、乳がんの場合は他のがんとは異なり、少し関心を持つことで早期発見が可能ですが、これを知らなかったり、疎かにしたりするため、韓国では、毎年2万6千人近く乳がんにかかり、乳がん患者の死亡率は人口10万人当たり6.1人と、OECD加盟国の中で最下位の数値が測定されました。

しかし主に中年女性に発病していた乳がんが最近では食生活と育児法が西欧化するにつれ、30代以下の若い女性にまで急速に増加しています。このような現状を受け、大田市大徳特区に本社を置く医学診断専門企業(株)I&Sヘルスケアが、血液で乳がんを迅速かつ正確に早期診断できるキットの開発と商用化を推進しています。

WHO(世界保健機関)が公認した唯一の選別検査法は、マンモグラフィ検査ですが、これは緻密乳房の検診において敏感度が非常に低いという短所があります。

(株)E&Sヘルスケアが開発した「DxMe® BC」キットは、このような限界点を克服したもので、体外診断キットの性能を評価する統計学的分析指標である敏感度と特異度が96%以上であることが分かりました。 また、検査は血液により簡単に行えるという長所とともに、研究陣が健常者と乳がん患者を対象に行った調査結果でも陽性予測度と陰性予測度の両方で96%以上の信頼度を確保しています。

(株)I&Sヘルスケアのソ·ギョンフン代表は、「血清内のTrx1たんぱく質水準を測定するELISAタイプのDxMe® BCキットを活用すれば、簡単かつ正確に乳がんを区別することができ、乳がん診断に使われる国家、個人の費用を減らし、従来の乳がん選別法であるマンモグラフィ検査を補完し、放射線被爆量を減らすと同時に、正確な乳がん診断が可能になるものと期待される」とし、「現在、大規模許可用臨床試験がソウルと大田所在の大学病院2ヶ所で行われており、2020年に終了次第、最終結果を発表し、品目許可申請をする予定」と述べました。

ヘルスケア産業は、医療とかみ合って、規制と標準化の手続きが非常に厳格で容易ではない事業ですが、優秀な製品とサービスでグローバル市場を開拓することができる可能性が非常に高いといえます。 (株)E&Sヘルスケアは、昨年マレーシアへの輸出を成功させ、現在EU諸国の中でドイツと販売権契約を推進中であり、FDA等級判定後にアメリカ市場に進出するための製品が評価を受けており、革新的なヘルスケアソリューションの開発を推進しています。
バイオメディカル規制自由特区に指定された大田市の新成長動力事業として推進されるバイオ産業が今後どのような成果を生み出すのか世界から注目を集めています。

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